貧乏ニュース2014/6/19
「娘の同級生の母親から100万円を恐喝」・「4歳児行方不明後も児童手当を受給」・「児童生徒の自殺、背景に貧困、いじめ」
娘の同級生の母親から100万円を恐喝
産経新聞 2014/06/19
中学1年生の長女の同級生の母親から現金100万円を脅し取ったとして、兵庫県警尼崎南署は18日、恐喝容疑で尼崎市築地の無職、女性容疑者(45)を逮捕した。同署によると、「脅し取っていない、相手が持ってきただけ」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、3月18日午後1時ごろ、自宅で容疑者の長女の同級生の母親(44)に「とんでもないことしてくれたな。知り合いのやくざが怒っている。100万くらいいる」などと言い、同日夕、現金100万円を脅し取ったとしている。
容疑者は、5月28日、長女の同級生が、ぬいぐるみにいたずらしたなどとして、同級生を連れ去り、母親に身代金30万円を要求したとして、身代金目的拐取容疑で逮捕=処分保留=されていた。
4歳児行方不明後も児童手当を受給
読売新聞 2014/06/19
http://www.yomiuri.co.jp/
横領などの容疑で警視庁に逮捕された東京都足立区の父親(30)と母親(27)の次男(4)が行方不明になっている事件で、次男がいなくなった後も、夫婦が足立区からの児童手当を受給し続けていることが捜査関係者などへの取材でわかった。
同庁は両親を死体遺棄容疑などで調べるとともに、不正受給の可能性があるとみて詐欺容疑でも捜査している。
捜査関係者などによると、両親は子供6人の児童手当を受給している。
このうち次男については、2012年6月から今年5月まで月額1万5000円を受け取っている。
今月上旬に逮捕された夫婦は「約1年前、山梨県の河口湖周辺に次男を埋めた」と供述。
同庁は今月14日以降、両親の供述に基づき、河口湖周辺の捜索を続けているが、次男についての手がかりは見つかっていないという。
児童生徒の自殺、背景に貧困、いじめ
毎日新聞 2014/06/1
http://mainichi.jp/
文部科学省は19日、2011年以降に自殺した国公私立の小中高校、特別支援学校の児童生徒約500人について実態調査結果を初めて公表した。
背景に進路問題を挙げたケースが多かったが、経済的困難で将来を悲観した自殺が5%と、いじめ(2%)より多く、分析した専門家は「貧困問題も影を落としている」と、予防対策の必要性を強調した。
調査は、学校、家庭、個人の各背景に関連する項目を設定し、学校が複数選択で回答。
文科省が調査実施を通知した11年6月から13年12月までに回答があった約500件を専門家が分析した。
学校的背景では、受験失敗などの「進路問題」が最多で12%。不登校10%▽友人関係8%▽学業不振7%と続き、体罰など「教職員の指導」は3%、「いじめ」は2%だった。
家庭的背景は、保護者との不和10%▽保護者の離婚7%▽経済的困難5%など。個人的背景では、精神科治療歴があったケースが14%で最多だった。
分析を担当した高橋祥友・筑波大教授(災害精神支援学)は「子供の自殺はいじめに焦点が当てられるが、回答をみると貧困など家庭的背景も少なくなく、自殺予防対策に生かしたい」と話している。