お金のニュース2014/7/10
「結婚相手に求める年収400万円以上」・「「鳥貴族」ジャスダック上場」・「アルバイト店員、強盗自作自演」・「医療法人が生活保護受給者の架空診療」
結婚相手に求める年収400万円以上
産経新聞 2014/07/10
http://sankei.jp.msn.com/
明治安田生活福祉研究所が10日発表した「20~40代の恋愛と結婚調査」によると、「交際相手がいる20代未婚」は、男性が22・1%とほぼ5人に1人だったのに対し、女性は41・9%とほぼ2倍だった。30代、40代と年齢が上がるにつれ、数字は低下するが、女性は男性のほぼ2倍の割合となっている。
さらに「交際経験がない」という設問もあり、20代男性は40・7%、30代で33・5%、40代で24・0%という結果になった。
一方、女性はこの割合が各年代とも男性のほぼ半分の割合となっている。
「積極的に行動する」「出会いの場に足を向ける」と回答する女性が男性より高く、慎重・消極的な男性が多いことがうかがえる。
30代未婚女性の65・5%が結婚相手に年収400万円以上を求める一方、30代未婚男性で年収400万円以上は26・7%にとどまるなど、女性の理想と現実に開きも浮き彫りになった。
「鳥貴族」ジャスダック上場
夕刊フジ 2014/07/10
焼き鳥チェーン「鳥貴族」が10日、ジャスダック市場に株式上場、買い注文が殺到し、気配値は公募価格(2800円)を大きく上回る4760円で値つかずのまま午前の取引を終えた。
創業者、大倉忠司社長(54)の長男は、ジャニーズ事務所のアイドルグループ「関ジャニ∞」のメンバー、大倉忠義(29)で、同社の大株主に名を連ねている。
気配値で計算した保有株の時価は4760万円相当。
鳥貴族は大倉社長が1985年に大阪府東大阪市で1号店を開店、86年に会社を設立し、「鳥貴族」の単一ブランドと、税抜き280円均一のメニューで急成長させた。
店舗数は今年4月末時点で、関西圏、首都圏、東海圏で計353店舗を数える。
同社が株式公開の際に提出した目論見書によると、大倉忠司社長が75万株を保有する筆頭株主で、長男の忠義は1万株を保有し、公開前の時点で13位の大株主となっている。
公募価格はちょうどメニュー価格の10倍になる2800円となったが、「関ジャニ人気の後押しもあって高値をつけるのでは」(銀行系証券)と期待を集めていた。
会社側は長男についてはコメントしない方針だが、同社のロゴには「∞」のマークが付いている。
上場によって調達した資金で新規開店を進め、全国1000店舗達成を目指すという同社。
競争の激しい飲食業界と芸能界でそれぞれ無限大の活躍ができるか。
アルバイト店員、強盗自作自演
産経新聞 2014/07/10
http://sankei.jp.msn.com/west/
奈良市内の靴専門店で8日夜、アルバイト店員が、店に来た男に刃物を突きつけられ、現金など約40万円が奪われたとする強盗容疑事件があり、奈良県警奈良署は9日、店員の自作自演だったとして、窃盗容疑で男性容疑者(32)を逮捕した。
同署によると「強盗に遭ったのは間違いない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は8日午前9時半~午後8時50分にかけ、奈良市西九条町の靴専門店で、現金やギフトカードなどを盗んだとしている。
閉店後、1人でいた容疑者が「強盗に入られた」と110番していた。
同署によると、店舗近くの側溝でポリ袋に入った硬貨約9万6千円が隠してあるのが見つかり、近くの郵便ポストから藤室容疑者の自宅宛てに現金やギフトカード入りのレターパックが郵送されたことが判明。被害額と一致したため、藤室容疑者の自作自演と断定した。
医療法人が生活保護受給者の架空診療
毎日新聞 2014/07/10
http://mainichi.jp/
大阪市西成区の医療法人が生活保護受給者の架空診療やカルテの改ざんで、総額約3400万円の診療報酬を不正に得た疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。
生活保護受給者を診療したように装ったカルテを作り、厚生労働省所管の特別民間法人「社会保険診療報酬支払基金」から、約13万円の診療報酬をだまし取った疑いが持たれている。
容疑を認めているという。
支払基金は、医療機関の診療報酬請求を審査し、健康保険組合などから徴収した報酬を医療機関側に払う役割を担っている。
生活保護受給者の場合、医療費の負担はなく、国と自治体が支払基金を通じて全額を医療機関側に払う仕組みだ。
二つの診療所を営んでいたが、一方の診療所の生活保護受給者の患者を、もう一方でも診療したように装い、カルテを偽造し報酬を請求した疑いがあるという。
実施していない治療行為を付け加える、カルテの改ざんもしたとされる。
不正報酬は数年間で約3400万円に上るという。
「金がかからないのだから、毎日来てくれないか」。小松容疑者はこんな言葉で患者を囲い込んだとされる。
患者だった生活保護受給者の男性(55)は容疑者の求めでほぼ毎日通院したという。「腰痛の治療だが、点滴を打つだけ。よくならないので通院回数を減らすと、毎日来るよう懇願された」
70代女性は「ぜんそくで1年通院した。生活保護は受けていないが、小松容疑者から『金はいらない』と言われ、1円も払っていない。症状がよくならず、怖くなって行くのをやめた」と話した。