倒産のニュース

「小悪魔ageha」事業停止

キャバ嬢のバイブル「小悪魔ageha」など出版 インフォレストが倒産

東京商工リサーチ 2014/04/16

http://www.tsr-net.co.jp/

インフォレスト(株)
平成14年6月、英知出版(株)(TSR企業コード:291878466、渋谷区)より会社分割により設立された。
男性ファッション誌「Samurai magazine」、女性ファッション誌「小悪魔ageha」、パズル関連、PC関連誌の出版を行うほか、ネット通販事業も行い、ピーク時の平成21年3月期には売上高74億9600万円をあげていた。

しかし、出版市況悪化の影響などで24年3月期にはムックなどの出版物の刊行数を抑制したため売上高は43億7900万円に減少。
25年3月期は刊行数の増加などにより売上高は49億4300万円に回復。
こうした中、26年に入り取引先の(株)通販工房(TSR企業コード:297242229、東京都港区)が3月に破産開始決定を受け、資金繰りは通販工房からの貸付金などでまかなっていたため、ここにきて資金繰りは逼迫。
4月15日の決済が困難となり今回の措置となった。

帝国データバンク 2014/04/16

http://www.tdb.co.jp/

当社は、2002年(平成14年)6月に他の出版社の一部雑誌出版部門を分社化し設立。
出版および衣料・服飾雑貨などの通信販売業者で、出版部門は、女性向けの「小悪魔ageha」「nuts」「アイラブママ」「女子カメラ」、男性向けの「Samuraiマガジン」「SamuraiELO」などの若者向けのファッション誌のほか、パズル関連、コンピュータ関連の雑誌、書籍、ムックを発行、とりわけ「小悪魔ageha」がテレビなどで頻繁に取り上げられ、販売部数が30万部に伸びた2008年3月期の年売上高は約59億4500万円、新規事業として通販事業を開始した2009年3月期には年売上高約74億9600万円を計上していた。

その後は、「小悪魔ageha」をはじめ既存雑誌の売り上げが頭打ちとなっていたほか収益確保のため雑誌の廃刊を進めたことや景気低迷下で広告収入も減少、2010年3月期の年売上高は約68億300万円に落ち込んでいた。
また、同時期に親会社が変更されてからは、代表者の交代や本社不動産の売却、従業員の削減などリストラを進める一方、組織再編を進め経営の効率化を図っていた。
しかし、その後も売り上げの減少が続き2012年3月期は年売上高約43億7900万円にダウン、資金繰りも厳しさを増していたことで信用が低下。
ここにきて資金繰りが限界となり、今回の事態となった。

負債は約30億円。

今後は債権調査を進めるとともに、出版物等のコンテンツ売却の検討を進めるとしている。

wikipedia

10代から20代までの女性、特にキャバクラ嬢を主な読者と想定し、“姉ギャル”ならびに“姫ギャル”と呼ばれる系統に類される。

誌名は色気や可愛さで男性を翻弄する様を表現する俗語“小悪魔的”とアゲハチョウから命名されている。
キャバクラ嬢をメインターゲットとした数少ない媒体であり、ファッション雑誌であると同時に、一種のライフスタイル誌でもあるとする捉え方がある。

最盛期の2008年には40万部発行30万部販売に達し、その高い発行部数に加え、キャバクラでの勤労に従事するいわゆるホステスの女性たちを主要な想定読者層とし、さらには誌面に登場するモデルらの多くも現役のホステスであるという、キャバクラの世界との密接な関わりという特色が注目された。

社会学者の宮台真司はこの雑誌を“キャバクラ嬢の教科書”と言い表す。“キャバクラ嬢のバイブル”とする者もある。

2010年以降、販売部数の頭打ちやそれに伴う広告収入の減収により出版元のインフォレスト株式会社の債務超過倒産の一要因となった。
2014年3月号は13万部発行実売5万部で最盛期2008年の6分の1まで落ち込んだ。

2014年4月15日の出版元の事業停止により休刊、2014年5月号(同4月1日発売)がインフォレストとしての最終号となった。
6月号の発売も予告されていたが、お蔵入りとなった。

ギャル界隈との馴染みを持っていた当時27歳の中條寿子を編集長に据えたうえで、『Happie nuts〔ハピーナッツ〕』の特別号として2005年の10月に『小悪魔&ナッツ』という名で創刊。
これが『小悪魔ageha』と名を変え、2006年の10月をもって月刊誌へと生まれ変わった。
創刊当初の発行部数は推定22万部。これが2008年頃には35万部にまで上昇していた。
その2008年には姉妹誌『I LOVE mama〔アイラブママ〕』の前身にあたる『mama nuts × ageha』が派生。
さらに2010年には姉妹誌『姉ageha』の前身にあたる『お姉さんageha』ならびに不定期刊行の姉妹誌『着物ageha』が派生した。

サイゾー 2014/04/26

http://www.premiumcyzo.com/

「小悪魔ageha」のインフォレスト社長が雲隠れ! 家賃未払いや刑事告発の可能性と倒産全内幕
キャバ嬢のバイブルと呼ばれた『小悪魔ageha』を発行する出版社・インフォレストが4月15日に突如、事業を停止した。4月16日の帝国データバンクの一報を聞きつけ、筆者は、同社のオフィスがある東京・麹町の麹町シルクビルを訪れてみた。だが、エレベーターに乗り同社が入る5~7階のボタンを押したが、反応せず、フロアはひっそりと静まり返っていた。

なぜ、インフォレストは事業停止(事実上の倒産)してしまったのか。関係者に話を聞くことができた。その直接のきっかけは奇しくも、その麹町シルクビルのオーナーにあったようだ。

今年4月頭、ビルオーナーが大手取次会社2社の売掛金と主要バンクの一つ、みずほ銀行の口座を仮差し押えしたというのだ。インフォレストが家賃の支払いを停止し、そのビルオーナーとは昨年12月から賃貸借契約を巡って、裁判沙汰にすらなっていたという。だが、内部事情を知る関係者は「未払い賃料は一千数百万円程度。売上高約50億円の会社からすると、たいした額ではない。また係争案件になっていたので、『強引な差し押さえはない』と泉智社長は高をくくっていたのでしょう」と語る。

とはいえ、これが蟻の一穴だった。数億円の預金がある銀行口座が凍結されたため、発行した書籍・雑誌に関する印刷会社への支払いができなくなった。やむを得ず、同社は手形のジャンプ(延期)を要請した。それが経営危機の情報として印刷・金融業界を駆け巡り、凸版印刷ほか金融関係2社が取次会社の売掛金等の差し押さえに走った。

その間、およそ1週間。

インフォレストは銀行口座が凍結され、取次からの入金も3月支払い分からストップ。4月11日には、数日後の15日に不渡りが出てしまうことが判明した。その時、同社泉社長は、従業員の解雇と事業停止を決断したという。

しかし、肝心の泉社長が15日の社員説明の場に現れず、経理担当者に解雇・事業停止等の説明を一任。しかも、経理担当者は、弁護士に破産申請手続き(法的整理)をする費用がないため自己破産申請はしないと伝えたようだ。債権者の数は1000者弱にものぼり、負債総額も40億円弱にも膨らんでいるにも関わらずである。私的整理をするにも債権者の数が多すぎるうえ、債権者に対する説明会すらいまだ開いていない。泉社長は自宅に帰っておらず、姿を消したままだ。

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