日本振興銀行関連のクロスシード(株)が破産開始
東京商工リサーチ 2014/01/14
クロスシード(株)
昭和44年11月に設立。
平成16年10月12日に株式交換により(株)ライブドア(TSR企業コード:293194785、東京都港区、(株)LDHとして23年8月解散)の子会社となり、19年2月にかざかファイナンシャルグループの1社となった。
その後、藤澤信義氏がMBOにより株式を取得しネオラインホールディングス(株)(現:JTインベストメント、TSR企業コード:800081005、東京都港区)の1社となり、20年11月にネオラインキャピタル(株)に商号を変更。
その後は積極的にM&Aを行い、21年4月には消費者金融大手の子会社を買収するとともに、同社の営業貸付債権を譲り受けた。
一般消費者向けを主体に事業者向けの債権を買い取っていたが、、貸金業法の改正などから斯業界を取り巻く環境は厳しさを増し、また親密な関係にあった日本振興銀行(株)(現:日本振興清算(株)、TSR企業コード:299000370、東京都千代田区)が22年9月10日、東京地裁に民事再生法の適用を申請したことで、多額の焦げ付きが発生するなどし、資金繰りは厳しい状況となっていた。
24年3月期に入り新たな債権買取は行わず、過去に買い取った債権回収のみの事業展開となり、24年1月に現商号に変更するとともに(株)ネオラインホールディングスとの資本関係を解消した。
しかし、過払い金関連での多くの訴訟抱えるなどして、25年9月に債権者から破産を申し立てられていた。
wikipedia
元々はロイヤル信販株式会社[1]として、1969年11月に設立。2004年10月に株式交換によりライブドアの子会社となり、同年12月に株式会社ライブドアクレジットに社名変更。
その後、2006年12月20日に、親会社の株式会社ライブドアフィナンシャルホールディングス(現在のかざかフィナンシャルグループ株式会社)の全株式がアドバンテッジパートナーズLLPに譲渡され、ライブドアグループを離脱したことに伴い、2007年2月にかざかファイナンス株式会社に商号(社名)変更。さらに、2008年11月17日に、ネオラインキャピタル株式会社に商号(社名)変更し、2009年1月7日にかざかフィナンシャルグループから離脱している。
2008年9月17日には、過払金請求で経営難に陥っていた三和ファイナンスの全株式を取得し、子会社化している。また、2009年4月には、プロミスの子会社3社、9月にはアイフルの子会社4社の各株式を取得して、子会社化している。
2005年には、アニメーターの渡辺明夫デザインによるイメージキャラクター「ろんたん」「ライブベア」による萌えローンなるものも展開していた。
かつてライブドアクレジットを運営しており、アフィリエイト広告を出稿していたが、報酬支払い承認率はおおむね10%以下の場合が多く、承認率が非常に低かった。
しかし、2010年の日本振興銀行破綻に伴い多額の焦げ付きが発生。これを受けて2012年1月31日に貸金業を廃止し、同時に株式会社ネオラインホールディングスとの提携を解消し現在の社名に商号を変更。同時に手がける事業は債権回収のみとなった。
しかし、2012年9月17日に債権者のクラヴィス破産管財人から破産を申し立てられ、2013年12月26日に破産手続開始決定を受けた。