ASKAの主治医のクリニックが破産
東京商工リサーチ 2014/06/11
http://www.tdb.co.jp/
医療法人社団貴生会
スポーツドクターとして名高い平石貴久医師が代表を務める医療法人。
港区六本木で「平石クリニック」を経営し、ニンニク注射の処方など有名プロスポーツ選手や芸能人などが利用することで知られていた。
最近では、覚醒剤取締法違反で逮捕されたASKA容疑者の主治医として、同容疑者にアンナカ(安息香酸ナトリウムカフェイン)を処方していたことが明らかになり、メディア等で取り上げられていた。
平石医師によると「知人の連帯保証人となっていたことが原因で多額の負債を抱えることになり、クリニックの経営を続けることが困難となった」としている。
なお、港区六本木のクリニックは昨年までに閉鎖し、東京・銀座に設置していたクリニックも5月をもって閉鎖している。
貴生会と同時に破産開始決定を受けたのは(株)ラ・サンテ(港区六本木7-15-7、設立平成14年4月4日、資本金300万円、平石貴久社長)、(株)三心(同所、設立平成17年11月30日、資本金3億4675万円、同社長)、Hメディカル研究開発(株)(港区六本木3-15-11)の3社。
帝国データバンク 2014/06/12
http://www.tdb.co.jp/
医療法人社団貴生会(港区六本木7-15-7、代表平石貴久氏)は、東京地裁へ自己破産を申請し、6月6日に破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は山内宏光弁護士(港区虎ノ門4-3-1、電話03-5408-6160)。債権届け出期間は7月4日までで、財産状況報告集会期日は9月11日午後2時30分。
当法人は、1993年(平成5年)7月に設立され、「平石クリニック」を運営していた。
診療科目は、内科、循環器科、消化器科、整形外科、皮膚科で、専門は内科で特にスポーツ医学に精通し、プロ野球選手やプロゴルファーの診察及び健康管理を行っていた。
なかでもスポーツ選手に打つ「ニンニク注射」が話題を集め、代表の平石氏はテレビ、ラジオ番組にも出演。
人気アイドルグループやバンドのコンサートドクターも一時務め、2005年4月期には年売上高約3億4800万円を計上していた。
主に芸能人やスポーツ選手などの富裕層を対象とする保険外診療に依存するため、人気の浮沈で患者数が安定せず診療報酬は年々落ち込んでいた。
高額な家賃も負担となるなか、赤字計上が続き、2009年4月期の年売上高は約2億6100万円に減少。
その後、2010年4月頃には当法人としての実質的な活動を停止し、2012年3月には東京都知事の設立認可の取り消しにより解散していた。
最近では、覚醒剤取締法違反で逮捕されたASKA容疑者の主治医として、代表の平石氏が各メデイアで取り上げられていた。
なお、関連の(株)ラ・サンテ(同所、同代表)、(株)三心(同所、同代表)、Hメディカル研究開発(株)(東京都港区)の3社も、同日破産手続き開始決定を受けている。
負債は医療法人社団貴生会が約3億6429万円で、関連会社など4社合計で10億1780万円。
スポーツ報知 2014/06/12
http://www.hochi.co.jp/
覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された「CHAGE and ASKA」のASKA容疑者の主治医も務めた平石貴久氏が代表を務める医療法人が、東京地裁から破産開始決定を受けていたことが11日、分かった。
医療法人「貴生会」は1993年設立。近年、赤字が続き、平石氏が院長を務める都内の「平石銀座メディカルクリニック」も先月で診療を終了。負債額は関連会社を含めて総額10億1773万円に上る。
平石氏は「ニンニク注射」の発案者で、清原和博氏や室伏広治らトップアスリートのコンディションを担当するスポーツドクターとして知られる。小室哲哉、「X JAPAN」のToshlらアーティストとも親交があり、チャゲアスのライブにも帯同。ASKA容疑者に「安息香酸ナトリウムカフェイン」(アンナカ)を処方していた。
平石氏はこの日、「ご心配をおかけします。いろいろあってね…」と多くを語らなかったが、顧問弁護士は「破産は前から決まっていたこと。ASKAさんの件は関係ありません」と強調。今後も都内の病院に勤務し、交遊のある有名人らは個人的に診療を続けるという。
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このタイミングで・・・裏に何かあるのかな?